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ひなちゃんパパの
家族レシピ

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火を使わなくても手軽に作れる一品「蒸し鶏とキュウリのゴマだれあえ」

暑い、暑い…。毎日のように口をついて出てしまいますね。冷房の涼風が届きにくい台所に立ち、火を使って料理するのも一苦労です。煮たり焼いたり、火を使わなくても手軽に作れる一品を、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生に教えてもらいました。

「電子レンジで蒸し鶏を作り、旬のキュウリと合わせて、さっぱりとしたあえ物を作ってみましょうか?」

江上先生はこういって、鶏のささ身を取り出しました。

まずは、1本ある筋を取り除きます。筋の両側に包丁で浅く切り目を入れて、筋のある面を下にしてまな板に置きます。筋の先をしっかりとつまみながら、包丁でしごくようにすると、きれいに取れます。

耐熱皿に並べて酒をふり、ふんわりとラップをかけて電子レンジで加熱します。すぐにラップを外さず、そのまま粗熱を取ってから、手でほぐします。薄く切ったキュウリは塩をふってしんなりとしたら水分を絞ります。

練りゴマやめんつゆなどを合わせたたれで蒸し鶏、キュウリをあえて、ミョウガをのせれば完成です。ゴマのこうばしい香りが食欲をそそります。

パリパリ…。ひなちゃんは小気味よいキュウリの歯応えを楽しんでいます。しっとりとした蒸し鶏との組み合わせは絶品。まろやかなゴマだれに、ミョウガの独特の爽やかな風味が味を引き締める役目を果たしています。火を使わずに作れるだけでなく、この味わいも夏にぴったりですね。そうめんにのせても、おいしそうです。

江上先生いわく、大人だけが食べる場合はピリ辛味にアレンジするのもおすすめとか。「ゴマだれにお好みでラー油やトウバンジャン、一味トウガラシを足してみてね」

材料
2・3人分
鶏ささ身 …3本
キュウリ …1本
ミョウガ …1個
練りゴマ(白) …大さじ2
めんつゆ(2倍濃縮) …大さじ2
塩、酒、酢、しょうゆ
作り方
1
鶏ささ身は筋を取り除き、塩少量をふってしばらくおく。耐熱皿に並べ、酒大さじ2をふりかけて、ふんわりと軽くラップをかける。600ワットの電子レンジで4分ほど加熱し、ラップをかけたままで粗熱を取る。食べやすい大きさに手でほぐす。
2
キュウリは縦半分に切ってから斜めに薄切りにする。ボウルに入れて塩少量をふり、しんなりとしたら軽く水気を絞る。
3
ミョウガは薄い小口切りにする。
4
ボウルに練りゴマ、めんつゆ、酢大さじ1、しょうゆ小さじ1を入れて混ぜ合わせる。①②を加えてあえ、器に盛って③をのせる。
取材協力・江上料理学院
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