あす17日は「海の日」。「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」日とされています。日頃から感謝の気持ちで海の幸をいただきたいものです。とはいえ、この暑さでは料理を作るのも食べるのも、なかなか気が進みません…。

すると、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が、「暑いときにぴったりな冷たい麺はいかが？　冷凍のシーフードを活用してペスカトーレを作りましょう」。

江上先生が手にしていたのはパスタではなく、そうめんです。ちなみに、ペスカトーレはイタリア語で「漁師」を意味するのだとか。イカやアサリ、エビなどが入ったシーフードミックスは手軽に料理に使え、常備すると重宝しますね。漁師風のそうめん。味を想像したら、腹の虫が鳴ってきました。

まず、みじん切りにしたタマネギとニンニクを炒め、シーフードミックスを加えて炒め合わせます。顆粒（かりゅう）コンソメを加え、白ワインで香り付けしてボウルへ。冷めたらトマトジュースを注ぎ入れて、塩、コショウで味を調えます。「そうめんをあえることを考えて、少し濃いめに味を付けるのがコツよ」と江上先生。

ソースができたらそうめんをゆでて、冷水で締めます。よーく水気を切って深めの器に盛り、トマトソースをかければ出来上がり。

「そうめんをフォークで食べるんですかぁ？」と、不思議そうにしていたひなちゃんも、一口食べたら笑顔に。魚介とトマトのうまみ、ニンニクの風味が効いた冷たいソースが、そうめんによく絡んでおいしい。2人とも、もう食欲全開です。