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ひなちゃんパパの
家族レシピ

048

簡単タンシチュー

23日は勤労感謝の日。気持ちを込めて、ママにごちそう感のある料理を作りたいな。

「この時季にぴったりなブラウンソースのシチューはどうかしら? ビーフもいいけれど、タンで作るシチューがおすすめよ」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が提案してくれました。

タンシチュー!? トロトロになるまで、どれくらい煮込めばいいんですか? 「時間をかけた方がおいしくなるから、レストランでは3日間くらい、じっくりと煮込むわ」

そ、そんな…。諦めかけたときに、江上先生が「薄くスライスしたタンでもおいしく作れるのよ」と教えてくれました。

焼き肉用の牛タンと缶詰のデミグラスソースを手に入れて、早速作ってみました。まず、鍋に油を引いて牛タンを焼きます。「加熱しすぎるとかたくなってしまうので、さっと焼く程度でOK」と江上先生。

いったん取り出して、油が残った鍋で野菜を炒め、赤ワインと水を加えて野菜がやわらかくなるまで煮ます。デミグラスソースを加え、焦がさないように弱火で5分ほど煮込みました。種類の違うきのこを組み合わせて入れてもおいしそう。

タンを戻し入れて味を調えれば完成です。ご飯かパンか迷いましたが、今日はご飯を選びました。

ナイフとフォークを添えて食卓にのせると、ママは「わぁ、レストランみたい」。一口食べて、また同じことを言いました。歯応えの良いタンとコクのあるソースがマッチした深い味わい。簡単に作れるけれど、「ありがとう」の気持ちを伝えるのにふさわしいごちそうです。

材料
(3人分)
牛タン(スライス、焼き肉用) …6枚
タマネギ …小1個
ニンジン …1/4本
ジャガイモ …1個
デミグラスソース缶詰(内容量290グラム) …1缶
赤ワイン …大さじ2
塩、コショウ、サラダ油
作り方
1
タマネギは半分をみじん切りに、もう半分は3センチ角に切る。ニンジン、ジャガイモはそれぞれ皮をむき、乱切りにする。
2
鍋にサラダ油小さじ2を熱して牛タンを両面さっと焼き、取り出す。塩、コショウ各少量をふる。
3
②の鍋で①を炒めて赤ワインを加え、水をひたひたに注ぎ入れて蓋をし、ジャガイモがやわらかくなるまで煮る。
4
③にデミグラスソースを加え、弱火で5~6分煮る。②のタンを戻し入れて一煮し、塩、コショウ各少量で味を調える。
5
器に④を盛り、ゆでたブロッコリーなどをトッピングする。
取材協力・江上料理学院
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