魚の国 宝の国 SAKANA & JAPAN PROJECT

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ひなちゃんパパの
家族レシピ

041

ブリのカレーピカタ

魚へんに「師」と書く魚をご存じですか?。それは、ブリ(鰤)です。師走が一番おいしいからこう書くんでしょうね。

定番の照り焼きはママがよく作ってくれるので、僕は洋風メニューに挑戦してみました。ブリの料理についてママに聞いてみると「生臭みがある」「焼くとパサつく」という2つが気になるポイントのようです。

「臭みを防いで、ジューシーに仕上げるには、カレー味のピカタにするのはどうかしら?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が勧めてくれました。

日本でもすっかりおなじみになったピカタは、魚介類や薄切り肉などに卵液をつけて焼いたイタリア料理です。

ブリの生臭みを防ぐには、まずは下ごしらえから。塩、コショウをふって30分ほどおき、表面に浮いてきた水分をペーパータオルで拭き取りました。このひと手間が肝心です。

小麦粉にカレー粉を混ぜてブリにまぶしつけ、卵にくぐらせてフライパンで焼き始めると、いい香りが立ってきました。こんがりと両面を焼き上げれば出来上がりです。スパイシーなカレーの風味が食欲をそそり、臭みはどこかへ消えました。卵の衣でうまみと水分が閉じ込められて、しっとりとしたおいしさです。

カリッと焼けた皮や血合いの部分も残さず、喜んで食べるひなちゃんを見て、ママもうれしそう。

江上先生いわく、「ブリを細長いスティック状に切ってから同じように焼くと、お弁当やパーティーのフィンガーフードにもぴったりよ」。

材料
(3人分)
ブリ(切り身) …3切れ
…1個
カレー粉 …小さじ1
塩、コショウ、小麦粉、サラダ油
作り方
1
ブリは塩、コショウ各少量をふり、30分ほどおく。出てきた水気を拭き取る。
2
バットなどに小麦粉大さじ1、カレー粉を入れて混ぜる。①をのせて両面にまぶしつけ、軽くはたいて余分な粉を落とす。
3
②を割りほぐした卵にくぐらせる。
4
フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、③を並べ入れる。中火で焼き色がつくまで焼き、裏返して火を少し弱め、両面をこんがりと焼き上げる。
5
器に④を盛り、プチトマトやパセリなどを添える。
取材協力・江上料理学院
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