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ひなちゃんパパの
家族レシピ

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食卓の主役になる「小田巻き蒸し」 うどん入りのごちそう茶碗蒸しで心までほんわか

いよいよ味覚の秋、食欲の秋がやってきました。暑さが厳しかったときは冷たい食べ物がうれしかったけれど、ほんわかとした料理が恋しくなりますね。近ごろ、若い人の間でも、はやっている蒸し料理を作ってみようかな。

江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が、茶碗(ちゃわん)蒸しを勧めてくれました。「今日はだしを取ったり、いろいろな具をそろえたりせず、身近な材料で手軽に作りましょう。冷蔵庫にある、ゆでうどんを入れて『小田巻き蒸し』にすると、ごちそう感が出るわ」

早速、白だしと卵を混ぜ合わせて卵液を作りました。

「万能こし器やざるを使って、こすのがポイント。滑らかな仕上がりになるので、ここは一手間かけてね」と江上先生。

深さのある耐熱の器にうどんを入れて、具のシイタケ、かまぼこ、三ツ葉をのせ、卵液を静かに注ぎ入れます。強火にかけて、しっかりと蒸気の上がった蒸し器へ。

蒸し物は最初から最後まで強火、というのが定石ですが、卵料理は強火のままでは、「す」が入ってざらっとした食感になってしまうため、蒸し器に入れたら火を弱め、中火にして加熱します。竹串を刺して透明な汁が出てくればOK。彩りよく蒸し上がりました。

ほわほわの卵とやわらかなうどんの組み合わせは、味わいも食感も優しくて心までほんわかしてきます。ボリュームたっぷりで主役になるうどん入り茶碗蒸しは、年配のかたにも喜んでもらえそう。あすの敬老の日のごちそうにもぴったりです。

材料
2人分
うどん(ゆで) …1玉
…2個
生シイタケ …2枚
かまぼこ(薄切り) …6切れ
三ツ葉 …2~3本
白だし(希釈タイプ) …40ミリリットル
作り方
1
白だし、水350ミリリットルを合わせ、割りほぐした卵と混ぜ合わせて、こす。
2
シイタケは石づきを落とし、薄切りにする。
3
三ツ葉は3センチ長さに切る。
4
耐熱の深めの器2個にうどんを等分して入れ、かまぼこ、②③を等分してのせる。①を流し入れ、ラップをかける。
5
しっかりと蒸気の上がった蒸し器に④を入れて蓋をし、中火で15~20分蒸す。
取材協力・江上料理学院
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