
いよいよ2025年大阪・関西万博が始まりましたね。20年ぶりに日本で開かれる万博。行ってみたくてうずうずしてきます。会場内で食べられる世界の料理も実に多彩ですね。
「万博を機に、世界から大阪は注目されているでしょうね。今日は名物の串カツを作ってみましょうか?」
江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が、ユニークな提案をしてくれました。
具材は牛肉、ピーマン、ウズラ卵に決まりです。
「バッター液を使う、細目タイプのパン粉を使う、という2つのポイントを押さえれば、上手に揚げることができるのよ」と江上先生。
バッター液は、卵液と小麦粉を混ぜ合わせて作ります。ダマにならないように、滑らかになるまで泡立て器でしっかりと混ぜるのがコツ。混ぜたら30分程度、休ませておきます。
パン粉は生タイプでなく、乾燥タイプの「細目」を使います。粗い場合は丈夫な袋に入れて、すりこ木などでたたいて細かくするといいそうです。
竹串に刺した具材をバッター液にくぐらせて、表面にまんべんなくまとわせます。軽く粘り気があるのでよく絡みますね。その後のパン粉がきれいに、均一につきます。
次々と油で揚げて器に盛り、箸休めならぬ“串休め”のために、ざく切りのキャベツを添えました。
サクサクとした軽い食感で、揚げたてのおいしさといったら、こたえられません。表面がつるんとしたウズラ卵にも、香ばしい薄衣がしっかりとついているのがバッター液の効果です。
「おいしいね!」と言い合いながら、にぎやかに食卓が盛り上がるのも、大阪グルメならではです。
牛もも肉(塊) | …約200グラム |
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ピーマン(小) | …4個 |
ウズラ卵水煮 | …12個 |
<バッター液>卵1個、牛乳50ミリリットル、小麦粉40グラム、サラダ油大さじ1 | |
<ソース>ウスターソース大さじ3、トマトケチャップ小さじ4、しょうゆ小さじ1 | |
パン粉(細目)、揚げ油 |