
間もなく始まる4年に1度の大舞台。パリ五輪では、日本をはじめ各国選手の熱い戦いが待ち遠しいですね。腹が減っては応援にも力が入りません。江上料理学院副院長の江上佳奈美先生に、身近な材料で簡単に作れるフランス料理を教わることにしました。
「食パンがあるから『クロックムッシュ』を作ってみましょうか?」
パンにハムとチーズを挟み、こんがりと焼いた、日本でもおなじみのホットサンドです。本場では、チーズはマイルドな味わいのエメンタールや、ナッツのようなコクのあるグリュイエールを使うことが多いとか。今日は冷蔵庫にある溶けるタイプのスライスチーズを使います。
「クロックムッシュというのは『カリッとした紳士』という意味なのよ」と江上先生。手づかみでカリカリと音を立てながら食べる姿が想像できますね。具を挟んだパンにバターを塗り、フライパンでカリッと焼き上げるのがポイントです。
気合を入れすぎて、ちょっぴり焦げてしまったのはご愛嬌(あいきょう)。「次はホイルやフライパンシートを敷いてから焼いてみて。オーブントースターで焼いてもOKよ」。江上先生がこうアドバイスをしてくれました。
包丁で半分に切ると、チーズがとろりと出てきて、食欲をそそります。ハムとチーズの組み合わせは文句なしの相性で、お酒にも合いそうなおいしさ。五輪観戦のお供にぴったりです。
ここに目玉焼きをのせると、「クロックマダム」に変身。丸い帽子をかぶった女性に似ているから、ナイフとフォークを使って上品に食べるから…と名前の由来は諸説あるようです。ママとひなちゃんは、どちらのほうが好きかな?
食パン(8枚切り) | …2枚 |
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スライスハム | …1枚 |
スライスチーズ(溶けるタイプ) | …1枚 |
バター(室温に戻す) | …10グラム |