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ひなちゃんパパの
家族レシピ

008
干物とセロリの混ぜ混ぜサラダ

干物とセロリの混ぜ混ぜサラダ

ほぐした身の塩味と生野菜の爽やかな風味

冷蔵庫を開けたら、アジの干物が1枚だけ残っていました。残り物でパパッと一品作れる料理上手に憧れるけれど、干物1枚を3人分にするのは至難の業ですよね。

「身をサラダのトッピングにするのはどうかしら?」と、江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が勧めてくれました。干物をサラダに…。カットした野菜の上に、焼いた干物をどんとのせた姿を想像して、ちょっと吹き出してしまいました。

「いえいえ、それだと特にひなちゃんは食べにくいでしょう。焼いてから骨と皮を丁寧に取って身をほぐすの」と江上先生。

そして「この野菜と合わせてマヨネーズであえてみて」と、江上先生が手にしたのは何とセロリでした。

まず、茎の表面にある出っ張った筋を除きました。端に包丁を当てて筋を持ち上げ、葉の方へ向かってはがすように取るのがコツ。薄切りにし、塩をふって軽く水分を抜いてしんなりさせます。焼いて身をほぐしたアジの干物と合わせてマヨネーズであえます。干物にも塩分があるのでこれで味が決まるとか。好みの生野菜と一緒に器に盛れば完成です。

全体を混ぜてからいただきます。ママのいぶかしげな表情は、一口食べて一変。「おいしい! セロリ独特の爽やかな風味と干物が絶妙に合っているわ。干物とマヨネーズも相性がいいのね」

干物は小さい子にとっては小骨が邪魔をして食べにくいものですが、このサラダはひなちゃんも喜んで食べています。「残り物には福がある」とは、まさにこのことです。

材料
(3人分)
アジの干物 …1枚
セロリ …1本
トマト …1/2個
カイワレ …1/2パック
レタス …3枚
塩、コショウ、マヨネーズ
作り方
1
アジの干物は熱したグリルでこんがりと焼く。粗熱が取れたら骨と皮を除き、身をほぐす。
2
セロリは筋を除き、斜め薄切りにする。塩少量をまぶしてしばらくおく。
3
レタスは一口大にちぎる。トマトはくし形切りに。カイワレは根元を落とし、長さを半分に切る。
4
②の水気を軽く絞って①と合わせ、マヨネーズ大さじ2、コショウ少量を加えてあえる。
5
器に③を盛って中央をあけ、そこに④を盛る。食べる直前に全体を混ぜる。
取材協力・江上料理学院
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