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2020年3月7日
 
TOPICS & NEWS

「魚河岸宣言」で売り場改革
“活き・お手軽・値ごろ”3つのこだわり

 

「お客さまが求める魚屋になりたい」。イトーヨーカ堂では、消費者にもっと魚介類を食べてもらおうと、1月から「魚河岸宣言」と銘打ち、鮮魚売り場の改革に取り組んでいる。

「魚離れが進むなか、お客さまに食べてみたい、購入してみたいという動機付けをするには、自分たちの“こだわり”をしっかりと伝えていくことが必要だと考えた」。同社鮮魚部の上野貴司・鮮魚担当シニアマーチャンダイザー=写真=は、魚河岸宣言の狙いをこう語る。

宣言では、(1)活(い)き(2)お手軽(3)値ごろ-の3つのこだわりを前面に打ち出した。鮮度と旬にこだわり、すしや総菜など簡単でおいしい食べ方を提案し、買いやすい価格で提供できる売り場を目指している。

マグロづくしで展開している「魚河岸宣言」フェアの売り場

月1回、5日間程度の大々的なフェアを開催。1月に実施したフェアでは旬の寒ブリをメインにすえ、切り身や刺し身、ブリ大根用パックのほか、ブリの握りずしを並べた。2月はサーモンを目玉に展開し、3月4日から8日まで開催中のフェアではマグロを一押しにしている。

フェアでは鮮魚売り場を広げ、品ぞろえを充実させることで扱い量が増えるため、より良い条件で仕入れることができ、手頃な価格で提供できるという。

今後は接客のなかで、旬の魚介のおいしさや調理方法などを伝えられる店員の充実なども図っていきたい考えだ。

「価格が高い、食べ方が分からない、料理に手間がかかるなどの理由で魚離れが進んでいるといわれているが、もっと魚を食べたいというニーズはある。私たちがそのニーズに応えてこられなかった」(上野氏)。そんな思いが、売り場改革へとつながった。

イトーヨーカ堂鮮魚部の上野貴司・鮮魚担当シニアマーチャンダイザー

 

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