魚食の活性化に取り組んでいる「SAKANA ＆ JAPAN PROJECT」（推進協議会・産経新聞社など）と大手スーパー、イトーヨーカ堂は、旬の魚介類をおいしく手軽に食べられるコラボレーションメニュー「鯵（あじ）のバルサミコソテー」の試食販売を、首都圏の約90店の「クッキングサポート」コーナーで3日間に実施する。日本製粉がコラボに参加し、使いやすいポーション入りのソースを絡めるだけの簡単な調理で、いつもとはひと味違った魚料理が楽しめるメニューとして提案する。

メニューに使ったのは、日本製粉の「オーマイ ほめDELI（デリ）」シリーズから2月に新発売された「バルサミコソース」。同シリーズは、外食店で食べるような料理を家庭でも簡単な調理で手軽に楽しめるようにすることをコンセプトにした商品。1回ごとに使い切れる少量のポーションタイプをシリーズで初めて採用。「アンチョビガーリックソース」と合わせ2種類を発売した。3個入りで税別200円（希望小売価格）と値段も手頃だ。

「バルサミコ酢もアンチョビも『使ってみたいけれど、なかなか手が出せない』という消費者が非常に多い。そんな声に応えた」と、担当者は開発の狙いを語る。

バルサミコソースは、イタリア産バルサミコ酢に赤ワインやしょうゆを加え、これひとつで味が決まる調味料に仕上げた。フルーティーな酸味と香りが特徴で、いまが旬の鯵との相性は抜群。日本人好みのかば焼きのような風味で、丼仕立てにしてもおいしい。

クッキングサポートコーナーでは、腹骨を取り除き、切り身に加工した「冷凍あじフィーレ」と合わせて販売する。鳥取・境港に水揚げされた鯵を産地で加工し鮮度にこだわった。

切り身に小麦粉をまぶしてソテーをし、ソースを絡めるだけで、料理のバリエーションが広がる。