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ひなちゃんパパの
家族レシピ

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サワラの菜種焼き

サワラの菜種焼き

旬のサワラの上品な味とふんわり優しい卵の味のハーモニー

魚へんに春と書いてサワラ(鰆)。文字通り、春のイメージが強いですが、「瀬戸内海でたくさん取れるのがこの季節なの。駿河湾では晩秋の11月ごろがおいしいといわれるし。味での『旬』は産地でさまざまだけれど、今日は料理で春らしい一品にしてみましょうか?」。

江上料理学院副院長の江上佳奈美先生が、定番の照り焼きをアレンジし、卵を使って「菜種焼き」にすることを提案してくれました。

まず、しょうゆとみりんを合わせてサワラを漬けます。「サワラって出世魚で、成長に伴って名前が変わるのよ」と江上先生。サワラについて教えてもらいながら、下味がしみ込むのを待ちました。その後、グリルで焦がさないように焼きます。

卵に細かく刻んだ三ツ葉を加えて半熟のやわらかい煎り卵を作り、サワラにのせて、仕上げにグリルで軽~く火を通せば出来上がり。

地味な照り焼きが、鮮やかな卵の服をまとっておしゃれな春の装いに変身しちゃいました。花が咲いたような華やかさに、ひなちゃんも「菜の花みたいですぅ」と声を上げました。「サワラの上品な味と卵の優しい味がよく合っているわ。おいしい! ほんのりとした三ツ葉の風味も春らしい演出ね」とママ。

江上先生いわく、サワラはどんな料理にも合う万能な魚だとか。季節感を添えながら料理するのが旬のおいしさを楽しむコツのようです。

材料
(3人分)
サワラ(切り身) …3切れ
…2個
三ツ葉 …6本
しょうゆ、みりん、塩、砂糖
作り方
1
しょうゆ、みりん各大さじ1を合わせてサワラを漬け、上下を返しながら30分ほどおいて下味を付ける。熱したグリルで焦がさないように焼く。
2
三ツ葉は細かく刻む。
3
ボウルに卵を割りほぐし、砂糖小さじ1、塩少量、②を加え混ぜる。フッ素樹脂加工のフライパンを熱して一度に流し入れ、弱火で軽くかき混ぜながら半熟程度に火を通し、取り出す。
4
①に③を等分してのせ、再度グリルで軽く火を通す。器に盛り、酢漬けショウガなどを添える。
取材協力・江上料理学院
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